箕面山の麓に佇む寺院、応頂山勝尾寺は、奈良時代に創建された真言宗のお寺です。このお寺は「勝運の寺」として広く知られ、勝運だるまを求める多くの参詣者が訪れます。
境内は広大で、八万坪に広がり、さまざまな木々が生い茂り、秋には紅葉が美しい景観を提供します。
離れた山中にあるにもかかわらず、勝尾寺は非常に手入れが行き届いたお寺で、紅葉の名所として高く評価されています。
この記事では、勝尾寺の紅葉の見どころやアクセス情報について紹介します。
勝尾寺の紅葉の見ごろはいつ?
勝尾寺の紅葉は11月初旬から12月初旬が最も見ごろです。
境内にはオオモミジ、イロハモミジ、イチョウ、ドウダンツツジ、ナナカマドなどが秋に紅葉し、美しい景観を提供します。
境内には西国二十三番札所の勝尾寺に多くの「勝ちだるま」が飾られ、赤いだるまと紅葉の葉が調和して、秋には境内が赤く明るく彩られます。
勝尾寺は古い寺院ですが、訪れる参詣者のためにはトイレなどの施設が整備され、お客さんを歓迎します。
境内全域で紅葉が楽しめる美しい寺院です。
勝尾寺の紅葉スポットはどこ?
勝尾寺の紅葉スポットのいくつかを紹介しましょう。
勝尾寺の紅葉スポット 山門
山門は大きな門ではありませんが、美しい朱色で塗られ、鮮やかな色彩が特徴です。
山門の周りに立つ数本の木々も紅葉し、山門から境内を望むと、色づいた紅葉が勝尾寺の美しさを際立たせています。
山門の朱色が紅葉の景色に溶け込み、境内の美しい風景を一層引き立てます。
勝尾寺の紅葉スポット 弁天堂
山門をくぐると、すぐに大きな池が広がり、本道に向かう橋が参道となっています。
この橋の両側には水面が広がり、霧状の水が上がる噴水が、勝尾寺をまるで極楽の世界のように演出。
極楽の池の周りは紅葉に包まれ、水面の向こうで自然の水彩画が鮮やかな影を描き出す様子は、その美しさに涙が零れそうです。
特別な夜間ライトアップの時には、この池は青、黄、赤の光で飾られ、中央にある弁天堂が明るい光で浮かび上がります。
勝尾寺の紅葉スポット 二階堂参道
弁天堂を右手に、宿坊を左手にして直進します。
勝尾寺の本堂へ続く参道は、両側がモミジの木々に覆われ、紅葉のトンネルと化しています。
さまざまな色、薄緑、黄色、黄緑、淡橙色、朱色、橙褐色、韓紅、紅緋色が、葉の間から見える空の美しさと共に、心に鮮烈な印象を残します。
ライトアップの時間帯には、下から照らされ、紅葉のトンネルは参道を囲んで、異世界を創り出します。
勝尾寺の紅葉スポット 多宝塔
本道から右手の高台に立つ多宝塔は、周囲と背後の紅葉とともに、見上げるように色づく木々を楽しむことができます。
大日如来を祀るこの塔は、周囲の木々の色彩を引き立てるように配置されています。
正面の如来像をフレームに収めた写真撮影にも最適な景観です。
勝尾寺の紅葉スポット 山道
勝尾寺の周辺山林には、無数の木々が紅葉し、全山が紅葉の美しい季節を迎えます。
山に訪れる人はあまりいないようで、にぎやかな境内とは異なり、静かな山道の紅葉を楽しむことができます。
勝尾寺の紅葉を見るにはいくらかかる?
勝尾寺を訪れる際には、一般の大人は1人400円、子供(小・中学生)は1人300円の入場料が必要です。
勝尾寺の参拝時間は、平日は8:00〜17:00、土曜は8:00〜17:30、日曜・祝日は8:00〜18:00です。
ライトアップの期間中は19:30まで開門しています。
紅葉のシーズン中は混雑が予想されるため、早めの入山をおすすめします。
境内内では自由に散策できる領域を1時間半ほどで一周できるため、早く訪れて静かに時間を楽しんでみてください。
勝尾寺の紅葉の混雑は?
境内は比較的穏やかですが、山門への道路は車の渋滞が激しく、紅葉の季節にはほとんど停滞します。
車で勝尾寺に行く場合、時間に余裕を持たせ、スケジュールを計画してください。
勝尾寺の紅葉のライトアップはある?
勝尾寺では紅葉の季節に合わせて特別な夜間ライトアップイベントが行われます。この記事では、勝尾寺のライトアップについて詳しく紹介します。
勝尾寺は紅葉の季節に限り特別夜間ライトアップを実施しています。
この時期は境内に参拝者が増加しますが、バスの便は運行が遅くなることはないため、特別夜間ライトアップを楽しみたい場合、車でのアクセスが必要です。
勝尾寺のライトアップはいつからいつまで?
ライトアップは11月初旬から同月末までの土日と祝日にのみ行われます。
夜になると明かりが灯り、19:30までライトアップされます。
この期間中、閉門時間はライトアップが終了するまで繰り下げられますが、天候によってはライトアップが中止されることもあるため、事前に確認が必要です。
勝尾寺の境内全体が夜間特別ライトアップされ、ライトアップされた山門を通り抜けて、光で溢れる弁天堂の池を渡り、本堂に向かう参道があります。
周囲の紅葉が輝き、お寺の施設も幻想的な光に包まれます。
ライトアップされたお寺は、まるで別世界のように感じられ、光に照らし出された紅葉は異次元にいるかのような気分を味わえます。
勝尾寺の紅葉へのアクセスは?
勝尾寺へのアクセスは、山中にあるため、車が必要です。
公共交通機関はバスのみが利用可能で、往復のバスの運行スケジュールを確認し、スケジュールを計画してください。
車の場合
車を利用する場合、
・名神高速を茨木ICで降り、国道171号線を進むルート
・近畿自動車道・名神高速道路の吹田ICまたは中国自動車道の中国吹田ICから中央環状線と国道423号線を経由するルート
どちらのルートも車で約30分で到達できます。
勝尾寺には屋外の第1駐車場と屋内の第2駐車場があり、駐車料金は最初の2時間で500円で、それ以降は1時間ごとに100円追加されます。
バス用の駐車場も用意されています。
電車の場合
電車で勝尾寺に行く場合、大阪メトロの御堂筋線で「千里中央」駅で下車し、バスを利用します。
伊丹空港からはモノレールの「彩都」駅が最寄りですが、ここからはタクシーで勝尾寺に向かうことになります。
阪急宝塚線の「箕面」駅からもタクシーでアクセス可能です。
タクシーを利用する場合、千里中央または北千里から約20分、箕面から約15分、彩都からは約10分かかります。
バスの場合
勝尾寺行きのバスは千里中央駅から阪急バスが運行されており、北摂霊園行きに乗り、約30分で勝尾寺停留所に到着します。
箕面公園から山中に入った勝尾寺は、自然を感じさせる美しい紅葉の風景を提供します。
勝尾寺の紅葉へ行く時におすすめの服装
勝尾寺は山中にある静かな修行寺で、特にライトアップの日には夜の風景をゆっくり楽しむことができます。
アウトドア活動に必要なアイテムを持参すると便利です。
おすすめの靴
たとえば、アディダスシューズは、ゴアテックス使用で快適な足元を確保します。
勝尾寺は箕面公園の北側に位置しており、少し山に入った場所にあります。
山道を歩く際は足元をしっかりと準備しましょう。
この地域の山々から見る紅葉も、自然の美しい風景を感じさせてくれます。秋の山は寒くなりがちなので、特に勝尾寺の池の周りの風景が魅力的です。
おすすめのパーカー
弁天堂の池で時間を過ごす際には、防水性の高いパーカーがおすすめです。
このパーカーは機能性を重視し、薄手でありながら多少の雨なら防げます。
薄手なので日中はカバンの中にしまっておいても邪魔になりません。
おすすめの帽子
またこちらのハットは、ややつば広のデザインで秋の日差しから肌を守ってくれます。
子ども用も販売されていますので親子でおそろいも素敵ですね。